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8月20日 (日)

新宿歌舞伎町にある古酒工房にて。
彼の会社の先輩のために合コンを開く。

アサヒスーパードライ生…1杯
オリオンビール生・・・1杯
羽地内海泡盛・水割り)・・・1杯
シークワーサー+残波(泡ベースのカクテル・ロック)・・・1杯
ニコニコ太郎泡盛・水割り)・・・1杯
菊之露 古酒(泡盛・ロック)・・・1杯
*お店の甕(かめ)に入った古酒


先輩と私の友達のその後は、メールしたものの未だに帰ってこない。
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日差しが出てきた空に感謝しつつ、えんじ色の浴衣に白い帯を結んで千駄ヶ谷まで向かう。
電車を降りようとすると、ホームには携帯を手にした彼がいる。
彼の目の前で電車を降りる。
こんなことがあるんだな。
お互い不思議に感じながら。

チケットを取ってある軟式球場に向かうと、思いのほか簡単に場所をとることができた。
軟式球場は入場料1000円で、配布されたシートを敷いて観る全自由席方式だ。
小さくて薄いシートを広げ、私達は食料やビールを調達しに行く。
神宮花火を観るのは8年ぶりだった。
昔働いていた会社からタダでチケットをもらえてお客さんと行ったとき以来だ。
花火はやはり、敷物を敷いて座って観るのがいい。
アルコールが入った私は、彼に抱きついて寄り添う。
あやすように背中に手を添える彼。
なんて寛容な男性なのだろう。
新潟旅行以来、私は彼にべったりとあまえることをおぼえた。
相手が誰であれ、ほんとうはずっとこうしたかったのだ―。
彼の胸に頭をもたれる私を分析するもう1人の冷静な私がいる。

勢いよく打ちあがる花火は綺麗で、迫力があった。
さいわいにも私達が座った席は真正面から花火を観ることができて、ふたりでこの場所を選んだことを喜んだ。
私と彼は、性質面で共通点が多い。
決して器用ではなく、友達からはつっこまれてばかり。
ケンカなどの争いごとはあまり好きではない。
ちょうど同じことを考えていたことは割とよくある。
経緯はどうあれ、結ばれるべくして結ばれたのではないか。
たまにそんなことを思った。
空に舞い上がっては一瞬だけ光を放つ数々の花火の下、左側にいる彼の肩に頭をのせる。
その話が浮上したのは、渋谷の会社での勤務初日のホームルームの時間だった。
私の学校には、ホームルームがある。
その時間を使って連絡に充てたり、学校行事の準備や学生間の親睦のために使うのだ。
開始早々、担任が求人の話を切り出してきた。
「**保育園で産休の代替要員を募集しています。1つは8月から来年の3月31日まで。もう1つは10月から3月31日まで。やってみたいヒトは後で私のところまで来て下さい」
そこは、私の通学定期の範囲内だった。
やるしかない―。
しかし、できるとしたら10月からだろう。
全社員の前で入社の挨拶をしてしまった手前、8月からの勤務は気まずいだろう。
一晩考えて9月まで渋谷の会社にお世話になることに決め、ごあいさつに行った保育園とは10月からの勤務開始で話をつけた。
保育園としては8月からの勤務を望んでいたが、丁重に断った。
仕方がない。
夏休みはその会社の他にもう1つばかりバイトをして稼ごう。
戦力外通告を受けたのは、何のバイトをしようかと考えていた矢先のことだった。
自分が必要とされていない感覚―。
前回に引き続き2回目だ。
どうして自分ばかりがそんな目に遭わなければならないのだ。
もっと鈍感に小器用に生きることができれば、同世代の友人のように後輩や部下を指導する立場になっていたり結婚にもしあわせを見出せていたかも知れない。
私は感覚の鋭さと自分のなかに起こったことをうまく処理できない性質を嘆いた。
そして、そのような子どもに産んだ母をなじった。
自分に向いた仕事ができ、給料だってよくなり、すべての物事はいい方に進んでいるのに。
8月から保育園で働けることになっていたにもかかわらず。

「社員の私情で勤務中にmixiやってるスタッフを選ぶ会社なんか、こっちから辞めてやるわって思って頑張れよ。天職ならやる気も湧いて能力を発揮できるよ」(要約)
落ち込む私に対し、彼はそうなぐさめてくれた。
保育の仕事は天職といえるだろうか。
実習で向いていないと感じる場面が多々あった私にとって、それは疑わしいことだった。
それでもまずは変にこわばってかしこまらず、働いてみよう。
保育を志したのは、ひと見知りの殻を破りたいからでもなかったのか。

そのスタンスが功を奏し、私はいま楽しく働いている。
先輩の先生方は働く側に立って仕事を教えてくれたり、保育のコツに関する様々な助言をくれる。
一番下っ端の仕事は、どこに行っても掃除だ。
保育中は掃除だけでなく、普段もちょこまか動きまわる。
澱のように重なったものが、汗と一緒にだらだらと流れていくのを感じる。
そしてなにより、子どもがかわいい。
翌日、バイトを退け一旦帰宅した私は再び家を出た。
実習直前で生理初日。
その上これから会う相手とは一触触発になりかねない状況。
外は小雨が降ったり止んだりのじれったい雨空。
かったるさと生理痛で晴れない重苦しいココロとカラダ。
こんな日に出かける私はよほどのマゾかもの好きに違いない。


この話の続きはココに繋がります。


実習生活は、今までの人生のなかで一番ハードなものだった。
平均的な生活の流れはこのような具合だ。

6:00AM 起床
7:00AM過ぎ 出発
7:18AM   電車に乗る
7:30AM過ぎ 幼稚園着
8:00AM~5:00PM 実習
6:00PM     帰宅し即入浴
7:00PM     夕食
9:00PM~翌3:00AMぐらい 実習録記入後就寝


指導教諭の言動や性質は、いちいち私を腹立たせる。
実習中はメモが禁じられている。
そのため、1日の出来事を思い出し下書きを経て清書しなければならない。
「このくそばばあ・・・」
指導教諭をののしりながら、実習録を仕上げる。
仕上げた実習録は毎朝提出するが、実習期間中にちゃんと目を通してくれるのは園長のみ。
眠いアタマで日々の活動を見学し、子ども達と園庭で走り回る。
そんな日々が1週間続いているうちに彼のことが恋しくて仕様がなくなり、次に会ったときにはすっかりラブラブに戻っていた。
地獄のような2週間の実習を終えた翌週から仕事復帰。
8月からの明るい未来を描きながら、カチカチとキーボードを叩く。
自分が置かれている状況は、むしろラッキーなものなのだ。
次第にそう思えるようになってきていた。
8月16日 (水)

仕事を休んで彼と神宮の花火大会に行く。

キリン 一番搾り500ml・・・1本
キリン 一番搾り350ml・・・1本


花火の後、代々木のPRONTOにて

常夏ダブルパインサワー・・・1杯


学校でとくに親しくしている恵理子ちゃん(仮名)と、新宿にあるなかなか 新宿店にて
彼女につきあい、彼と飲まないと約束した焼酎のロックを2杯飲む。

生・・・1杯
風譚(芋焼酎・水割り)・・・1杯
太古の黒うさぎ(黒糖焼酎・ロック)・・・1杯
古丹波(栗焼酎・ロック)・・・1杯


個室感覚の雰囲気で、料理もおいしかった。
今度は彼と来よう。
8月12日 (土)

実習やオーガスタキャンプ参戦で先月まるまる1ヶ月休んでいたクワイヤーの練習に復活。
久しぶりなので飲みに参加したが、同様前週の金曜日同様、彼のことをバラされる。

生ビール・・・2杯
黒白波(芋焼酎・水割り)・・・1杯
私は職場にも、学校にも参っていた。
そのうえ実習は目前に迫っている。
つらいとき支えて欲しい相手とは、風邪をひいて今週は会うことができない。
そして仕事も忙しい。
だから私はメールで状況を伝える。
彼は私のSOSを受け止めてくれることもあったが、自分の状況を知らせることに終始しがちだった。
わかっていた。
そういう部分も承知で、私は彼を選んだのだから。
されど私の気持ちが鎮まるわけではない。
寝る前に祈るような気持ちで携帯の発信ボタンを押す。
10分でも5分でもいい。
電話をかけてきて―。
彼は出ない。
よくあることだった。
寝ているか、仕事中で気づかないか。
ストレスから私は煙草を吸いだした。
煙草がおいしいのは、私の精神状態が思わしくない証。
初めてのケンカになりそうな気配を感じた6月の最後の木曜日、彼からの着信があった。
心配して電話をかけてきたという。
ひと通りのことを話し、翌日一緒に帰る約束をした。
しかしその日の朝、それはキャンセルになった。
土曜日に急遽面接が入ったため、早く帰って履歴書や職務経歴書を仕上げて準備をしたいという。
理由が理由なのだから仕方がない。
学校が終わってから、ひとり吉祥寺のバーに向かった。
バーテンにのろけ半分グチ半分彼のことを話し、11:30PMまで飲んだ。
人間は口に出して話すだけでもすっきりするものだ。
だけど、さびしさは埋まらない。
明日会ったとき、ケンカをしてしまうだろう。
本来だったふたりで行くつもりだったところにひとりで向かい、ひとりで帰る。
夏休み最終日に入った。
ゴールデンウイーク以来の3連休だ。
とはいえ、私が勝手にそう思い込んでいるだけのこと。
学校は夏休みだが、平日働いている私にとってあまり関係のないことだ。
いや、そうでもないか。
この生活を4月から始めていたとしたら、私は学校すらやっていけたか怪しいだろう。

今月からある市内の公立保育園で助手を務めている。
6月下旬、派遣会社を通じて渋谷の会社から7月末までの契約という戦力外通告が下った。
それは理解できないことだった。
仕事内容は至極簡単なもので、テンキーとEnterキーとマウスくらいしか使わないような入力だ。
どうしてそんな単純すぎる仕事で切られなければならないのか。
私を切った相手は、おそらくリーダー格の女性社員だろう。
彼女には、気に入った人間のみをえこひいきする傾向がある。
もう1人の同僚も切られ、社員に対して過剰におべっかを使う割に私用ネットばかりやっている26歳の子持ちの主婦だけが残った。

戦力外通告を出された同時期、学校の人間関係に対しても嫌気が差していた。
女だけの環境は、ときにじめじめとした陰口や悪口をエスカレートさせる。
覚悟していたとはいえ、最も遭遇したくない一面。
私は、ヒトと関わることに疲れていた。
学校が終わったら、速攻1人で駅に向かう日々が続いた。
私は、抑うつ状態を引き起こしていた。
2006.08.14 ◆同学年◆

8月11日 (金)

学校で唯一の同学年・なつみ(仮名)と連家 池袋店にて

生ビール・・・2杯
まろ甕(芋焼酎・水割り)・・・1杯
喜界島(黒糖焼酎・水割り)・・・1杯
8月6日 (日)

ゴスペルクワイヤーの友人夫妻がらみの友達と七夕まつりに繰り出す。
昨年の4人から今年は6人に増員。
浴衣姿の集団で飲んで屋台料理をつついたり、駅前の居酒屋に入って盛り上がる。

【屋外にて】
生ビール・・・3杯

【地元の花のれんにて】
生ビール・・・1杯

ビールは4杯が限界だ。
8月5日 (土)

彼が地元の七夕まつりにやってきた。
幼い頃来たことがあったという。
いままでの恋愛はすべて秘め事で通していた私にとって自分と関係のふかい場所に恋人を呼び寄せることは、初めてのことだった。
手をつないでメイン会場の商店街を歩く。
浴衣が着崩れないように。
お囃子をやっている伯父たちに見つからないように。
注意ぶかく歩みを進めながら。
かつて住んでいた街に住む恋人を持った彼。
その街に愛着を持てずにやむなく住んでいる私。
双方にとって、こんな日が来るとは思ってもいない展開だっただろう。

この日、飲み友達の地元のお兄ちゃんと保育園からの幼なじみ・怜ちゃん(仮名)に彼を紹介した。
彼が私に自分の友人達を紹介してくれたように。

生ビール・・・2杯
グリーンティーラガー・・・1杯
アサヒスーパードライ350ml・・・1本

8月4日 (金)

クワイヤーの仲間たちやその奥さんと渋谷にある韓国料理店ぶるだっくでディナー。
彼のことでさんざんつっこまれる。

生ビール・・・2杯
チャミスル(水割り)・・・5杯

*「まあ飲め」と1人が氷を入れ、1人が焼酎を注ぎ、1人が水を注いでかきまぜ、1人が私に手渡すというハードな形で祝われる。


翌朝お腹が下ったのは、とんでもなく辛い料理のせいだけではあるまい。
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