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2005.12.31 年の瀬に
私の思い描く27歳は、ちゃんとしたおとなの女性。
仕事ではある程度責任を負わされ始め、仕事帰りや休日は友達や彼氏と会う。
たまに休暇を取って旅行に行き、リフレッシュして戻ってくる。
ミニ株などの財テクをはじめる運転資金にできるくらいの貯金もあって、自分のことはすべて自分でまかなえる。
そんなヒトになると思っていた。
今度こそ。

しかし、それはもろくも崩れ落ちている。
27歳の初夏、私の身に2つの大きな出来事が起こった。
1つは、退職。
もう1つは、失恋。
前者よりも後者のほうが大きなウエイトを占めているのは、私が女だからなのかも知れない。

モテなかったか、恋愛を避けていた節のある私にとって、これほど大きな失恋は、はじめてのことだった。
浴びるほど飲み、毎晩のように友達に電話をし、すぐそばにいる誰かという存在に頼る。
27歳の夏、私はどこまでも堕ちていきそうだった。
自分の壊れていく様を「あいつ」に見せ付けたくて仕様がなかった。
もう2度と会うことなどないのに。

立ち直りの兆しが見えたのは、9月にいまの会社に入ってからだった。
日曜から木曜までの9時から18時まで、一定のリズムを持って生活する。
新しい仕事と環境だから、慣れることに神経を遣う。
クワイヤーも、ライブに向けて練習日が増える。
27歳の秋は新しい仕事と趣味などであわただしく過ぎていき、冬が訪れて今日に至る。

あの事件から、7ヶ月が経った。
いつかは立ち直れると思っていたが、こんなに早く立ち直れるとは思ってもいなかった。
ライブを終えてから、私はそれに気づく。
歌は、私の生活のなかで大きな精神的支柱になっていた。
そのことをあらためて思い知らされた。
歌がなかったら、私はいまどうしていただろう。
また大量にクスリを飲んでしまうかも知れない。
それを考えると、おそろしい。
NO MUSIC,NO LIFE.
どこかのレコード店のキャッチコピーとして使われているこの言葉は、私を体現しているといっても過言ではない。
 
相変わらずハンティング活動はしているが、もうたまたまそばにいた男性にすがることは2度としないだろう。
それは、自傷行為に等しいものであるとわかったから。
いまの私は、誰かを見返すためではなく、自分自身がしあわせになるために他の誰かを探し続ける。
クリアな視点で、とても前向きな気持ちで。

28歳になる今春、私は余程のことがないかぎり、夜間の保育専門学校に行く。
いつになったら自活したおとなの女性になれるのか自問自答し続けてはいるが、答えは見つからないでいて欲しいと思っている。
答えを見つけ出したら、守りに入った生き方しかできないだろうから。
迷いながら、悩みながら、この先も進みつづけたい。

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6月20日からブログを始めて今日までの195日の間、欠かさずに飲んだ酒と量を記録してきた。
今日までの195日のあいだ、飲んだ回数は71回。
計算すると、2.74日に1回は飲んでいたことになる。
量までは数える気にもなれないが、日数だけだと思ったよりもおとなしい印象を受ける。

シチュエイションは様々だ。
気心の知れた女友達と2人でだったり、合コンだったり、吉祥寺のバーで朝まで飲んだり。
悲嘆に暮れながら部屋で1人飲む日もよくあったっけ。
その当時は夏で、ノースリーヴでも平気で歩けた。
飲んで気を紛らわせるという言葉があるが、それは嘘。
余計に悲しみは募るばかりであることに、あらためて気づく。
それは、強い酒を飲んだときも同じ。
お酒は複数で楽しく飲むものにしておきたい。
自棄になってお酒に逃げることは、今年で終わり。
いまの私は、ちゃんと立ち上がれているのだから。

12月29日 (木)

嵐のような1年と残業続きだった自分におつかれさまを込めて江古田の『ラーメン太陽』にて、アサヒスーパードライ中瓶を手酌で1本。

吉祥寺のバーに顔を出そうとしたが、翌日家でやるべき大量の仕事を考え、入試明けに延期。
やっと自制心が芽生えだす。

12月24日 (土)

【1軒目】
代々木公園のイタリアン『LIFE』にてクリスマスコースを堪能しながら

プロセコ(スプマンテ)・・・グラス1杯

とってもスタイリッシュなオフィシャルホームページも有。

【2軒目】
東京ベリーニカフェ 歌舞伎町店にて

冬苺のスプマンテカクテル・・・グラス1杯
新宿の西口には、クリスマスだからといって浮かれている様子を感じない。
いつもと同じ、夜の喧騒。
私は人波にもまれながら、小滝橋通り方面に向かって歩いていた。
通行量の多いこの周辺では、逆方向に向かう人々にぶつかることもよくある。
彼はすかさず察知して、私の腰に手を添えて誘導する。
そして、彼はすぐ私のカラダから手を離す。
こういったことは、渋谷駅を降りて映画館に向かうときにもあった。
だが、昼と様子がすこし違う。
まさか彼は、決めようとしているのではないだろうか―。
「もっと後ろのほうで待とうよ」
小滝橋通りと青梅街道の交差点に着いたとき、飲食店の入ったビルの出入口に私を誘いだした。
... 続きを読む
残業続きで本編になかなか入れなくてごめんなさい。
今年中には書きたい。
できれば今週中には・・・。
どちらも同じ意味になっていることに気づいてしまいました。
今年も残すところあと2日なんですね。

リンク第2号は、私からのたってのリクエストによって実現しました。
このブログを始めて知り合ったたろさんの『ありのままをありのまま書く』です。
うれしいことに、相互リンクまでして頂きました!
これには感激しきり。
たろさん、ほんとうにありがとうございます。

たろさんのブログについて簡単にご紹介。
本質を突いた題名と、イケメンであることを思わせる写真に惹かれて読みはじめてハマりました。
時折見せる哲学的な部分が、ただのイケメンリーマンブログにはない味わい深いところです。
ぜひ読んでみてください。
『12月24日 (3)』を書こうとパソコンに向かいましたが、疲れが襲ってきました。
せっかく楽しみにして下さる方がいっぱいいるのに、ご期待に応えられなくて残念でなりません。

もう3回寝ればお正月のさなか、しぶとくクリスマスのことを書き続けてみましたが次回で完結です。
やっとしあわせが訪れだしたかの様でも一筋縄ではいかないのが今までの私。
今回もご多聞にもれない展開になるのか・・・!?

今言える範囲はココまで。
完結編は明日以降のアップを目指します。
間違っても年は越しませんので、ご安心ください。
タワーレコードに行きたいとリクエストしたのは私だった。
目的は2つ。
ポイント2倍セールのうちにCDを買いたかったことと、彼の好きな音楽が気になったから。
音楽が好きなヒトはいい。
洋楽も聴くヒトなら、なおさら。
彼は、ワールドミュージックを好む。
ハワイAORや、エリス・レジーナというブラジルの歌手についてやさしく教えてくれた。
ほとんど知らない分野の音楽の話は、興味深い。
映画だけでなく、音楽の趣味も合っているようだ。
彼は迷いつつも何も買わず、私はCDを2枚買って店を出た。
渋谷の街は、イルミネイションがきらきらと光っている。
... 続きを読む
クリスマスイヴにデートするのは、初めてのことだった。
今までバーや友人宅でパーティに出ているか、仕事だった。
今年のイヴは、土曜日。
世間は休日、私は公休。
赤いスタンドカラーのコート
(母が若い頃に着ていたデッドストックもの)
に、白いマフラーを巻いたサンタのような恰好で、私は昼間の新宿の街を歩く。
待ち合わせは紀伊國屋書店本店。
店内で、建築士が待っている。
... 続きを読む
2005.12.25 ◆別れの酒◆
12月21日 (水)

池袋ののみくいマンボにて

生ビール2杯と、ニュートンという青リンゴのビール1杯。
相手があおっていた焼酎は、しそ焼酎『鍛高譚』(たんたかたん)の水割り
水曜日の夜、私は実にきちんとしたカタチで振ってきた。
「私、大野木さん(仮名)の気持ちに応えられない」
途端、彼は顔をくしゃくしゃにして苦笑いを浮かべだす。
「大野木さんが私をよく思ってくれてるのはすごくわかるんだけど、私はすごく考えこんじゃうし、大野木さんは楽天家でな方でしょ。だからつきあったとしても、うまくいかないと思うの。友達でならいたいと思ってる。すごく勝手だけど、友達なら長くつきあえるでしょ」
勝手すぎるほど勝手な私の意見に対し、彼は依然苦笑いを浮かべる。
「こればかりは相性だから仕様がないよ。今朝のメールの時点で(もしかしたら…)と思ってたんだ」
というと彼は焼酎を飲み干し、もう1杯頼む。
「他に好きなヒトがいるの?」
「ううん、いないけど」
彼の問いに対し、私は否定する。
「いつから合わないんじゃないかって感じていたの?」
「銀座でコンパした時の帰りでかな…」
これも半分以上嘘。
正直に、3週間前のメールのレスでだめだと思った、と言ってもよかったかも知れない。
ただでもショックを与える側として、それは言えなかった。

店を出て黙りこくりながら駅に向かう私たち。
「俺ちょっと会社戻るから、じゃ!」
同じ電車で帰るはずの彼は、足早に再び街に消えていった。
実にわかりやすい嘘をついていなくなったヒトに対し、堂々と嘘ばかりつく私。
それでも、傷つけたココロはひっぱたいた手のように痛む。
電車に乗るまえに、私はすこし泣いた。
身勝手な論理から成り立つ安い自己憐憫。
私にもそんな気持ちが持てるんだ。
半年前の私こそ、その時の彼の立場だったのに―。

彼の友達とイヴを過ごすことを秘密にし、私は待ち合わせ場所に向かう。
2005.12.21 魅惑のこたつ
毎夜のように悩ましい誘惑を受けては、ついに身をまかせてしまう。
カラダが熱く、ココロまで満たされた私は、なかなか起き上がることもできない。
そんなことが増えている―。

といっても、男女の秘め事のことではない。
私が毎夜誘惑に負けてしまうのは、こたつ。
私の家は、食事を居間で食べる。
夕食を食べてから、ごろんと横になる。
そうなったら最後。
なかなか抜け出せない。
仕事が終わった安堵感からか、つい目を閉じてしまう。
メールが来ても、放置。
私はしばし、うたた寝をする。
言い寄って来る男性も、全く手を付けてない年賀状作りも差し置いて。
気がついたらテレビでは夜のニュース。
ここでようやく我にかえり、そそくさと入浴をする。
こうしてブログの更新は、日に日に滞っていくのだった。
都内東部にある某ライブハウスにて

「当日の進行」という、幹事に毛の生えた程度の仕事をしつつ飲む。

1杯目・・・ギネス
2杯目・・・アーリータイムス(水割り)
3杯目・・・ミントビア
4杯目・・・マイヤーズロックにライムを添えて
重ね重ね書いてますが、このブログは秘密のブログです。
何のしがらみも作らずに、ひっそりとつけていけばいいと思ってました。
だから、他のブログのリンクは一切貼ってなかったのです。
しかし私は、孤高を貫けるほどにつよくはありません。
恋人はいなくてもいいとしても、友達がいたからこそ今日の私があります。
もちろんその中には、このブログを通して知り合うことができたみなさんも含まれています。
みなさんへの恩返しも込めて、リンクを解禁することにしました。
“LINKS”の部分にご注目あれ!

リンク第1号は、旧知のネッ友・るららちゃんのブログ
『ever green』です。
知り合った頃は高校生の美少女だったのに、いまやすっかりオトナの女の匂いが漂ってきてます。
ぜひ1度、覗いてみてください。
ただし、いたずらしたらおねいさん許さないから(笑)
2005.12.12 捨て駒
アニとのコンパは、取りやめになった。
この日参加する予定だった昔のバイト先の先輩が風邪をひいたため。
コンパ開始3時間半前の16時に来たこのメールに、私は内心ホッとした。
オール明けの上に、母にパソコンでの年賀状作りを教えている私は疲れていた。
ライブやらコンパやらでお金もない。
できれば行かなくて済むようになればいい。
ずるい願望を抱きながら、私はアニにメールする。

約20分後、アニから電話が来た。
アニは優しい。
「できれば来て欲しいけど(行くか行かないかの判断は)任せるよ」
この言葉が、私に行かなくてもいいという安心感を与える。
私は風邪をひいていることと、母に年賀状作りを教えていることを理由に断った。
実際、風邪などひいてない。
生理が来たなんて、この場では言えない。
前の生理が始まった日から3週間と1日が経っている今日、私は家でのんびりと過ごした。

世の中のどこに、夫婦も同伴のコンパがあるんだよ・・・。
男女3:3+男性側の友人夫婦なんて、コンパとは呼ばない。
アニとはこの先、会う可能性はほぼなくなった。
それでいいと思う私がいる。
勇気を振り絞って電話をくれたのだとしても。
くいもの屋わん 池袋東口店にて

生ビール・・・2杯
奄美の杜(黒糖焼酎)・・・1杯目は水割り、2杯目はロック


この店はカクテルを豊富に取り揃えてある。
こういうとき、カクテルのようなドリンクをオーダーすれば、かわいらしく映るのだろうけど。
もう、誰も私にそれを期待していないらしい。
メーカー営業と私は、池袋東口の居酒屋に流れ込んだ。
個室に行きたかったが、残念なことに満席。
6卓ほどあるフロアに通される。
10数人の団体客の嬌声が響くこの環境は、普段なら我慢ならなかっただろう。
ぐっとこらえながら、今日合流してこの店にたどり着くまでの彼について振り返る。
営業的なノリは誠意を見せてはいるが、どうしても軽さが目に付く。
後楽園から丸の内線に乗るとき
「せっかくここまで来てくれたんだし、どうぞ使って」
彼は自分のパスネットを使って欲しいと差し出した。
丁重に断ったが、反面
(これ、経費で落とすんだろうな・・・)
なんてひねくれた視点で考えてしまう。

乾杯をし、主に彼の話で盛り上がる。
私と彼には、同郷という共通点がある。
彼は小学校卒業まで、私が今も住む街に住んでいたのだ。
地元の話を皮切りに、結婚パーティーに来ていた面々のこと、入社以来今夏まで新潟にいた時期のことなど、様々な話題が出てくる。
話は面白く、退屈させない。
私は、終電で帰ることをあきらめた。
... 続きを読む
メーカーの営業とは、後楽園のラクーアで会うことになっていた。
彼の会社は水道橋。
ラクーアなら、彼にとって楽だろうと思ったのだ。
残業をせずに定時で上がり、後楽園駅に着いたのは19時過ぎ。
彼は20時過ぎに来るという。
念入りに化粧直しをし、香水をつけ、館内をふらつきながらその時を待つ。
20時半には合流できるだろうか。
彼とは、観覧車に乗る約束をしている。
時計は、間もなく20時半を指そうとしている。
観覧車の営業時間は、21時まで。
営業時間終了を知らせるスタッフの声。
5Fにある観覧車乗り場から見える噴水のイリュージョンが、終わろうとしている。
その時、携帯が鳴った。
... 続きを読む
2005.12.10 事前診断
ライブを控えていた先週おとなしく過ごしていた私だったが、来週への布石は作っておきたい。
火曜日の夜、寝る前に私は3人の男性にメールを送ってみた。
「ライブ直前だというのに風邪をひいちゃった~(泣)どうしよう」
という内容。
もちろん、1人1人に合わせたカスタマイズは施してある。
この文面に対し、彼らはどんなレスポンスをしてくるか。
これは人間性を見るための、事前診断。
翌朝、早速レス第1号がやってきた。
... 続きを読む
コンパばかり行っていたのに、報告がない。
または、ライブに気をとられてハンティング活動はすっかり忘れてしまったのだろう。
「ふっきれた」
なんて書いているくらいだしね―。

このブログを楽しみにしてくれている数少ない読者のみなさんは、そう取られているかもしれない。
だが、水面下では着々と進行していた。
いま現在、ターゲットは3人いる。
... 続きを読む
ソプラノにはパートリーダーがいる。
なつみさん(仮名)という私より3歳年上のお姉さん。
抜群の音感を持つ姉御肌な彼女は、私が勝手に姉と慕う頼りになる存在だ。
ソプラノの精神的支柱と呼ぶべきだろうか。
いつもは一緒にステージで歌っていたなつみさんだが、今回は観客として夫婦でやってきた。
ライブ後、彼女は私にかけよりこう告げた。

「OOちゃ~ん(私の本名)よかったよ!『Ain't No Mountain High Enough』のあの部分がOOちゃんの声とキャラクターに合っててすっごくよかった!成長したねえ」

私は声量もある分、間違った音で歌うと余計に目立つ。
そういうとき、いつも注意してくれるのがなつみさん。
注意されることばかりだったから、この時の言葉には思わず涙ぐみそうだった。
クワイヤーの門を叩いて5年。
初めて、泣きそうになった一瞬。
ミラー グラスに5杯くらい?
いも焼酎のロック(銘柄不明・メンバーの友人の差し入れ) 1杯
キューバラムのロック(銘柄不明・メンバーの差し入れ) 1杯

ライブ後の打ち上げの時の乾杯のビールほどおいしいものはない。
みんな最高!
9曲目の『Lean On Me』をライブで歌うのは、3回目だった。
今回はソロをとるメンバーもアレンジも変わり、以前のものとは違っている。
コーラスは難しくないのだが、今までとのギャップにときたま混乱する。
本来上がるべきところではないところで上がってしまったところから、私はミスを連発しだす。
同じパートのメンバーに指摘され、私はへこむ。
(ああ、どうしよう。ミスってばっかだ・・・)
だけど、私が今いる場所はステージ。
お客様にお金を払って観てもらっている立場なのだ。
いつものように落ち込んではいられない。
ふと、夏のボランティア先で職員に言われた言葉を思い出す。
「OOさん(私の苗字)が真摯に取り組んでくれるのはよくわかるんだけど、かかわった子供が問題を起こしたときに、自分を責めて落ち込んじゃったりするとこがあるよね。子供と関わる仕事って、切り替えが必要なんだ。社会人やってたからわかると思うけど、そうしていったほうがいいと思うよ」
そう、何だって切り替えが必要。
浮かない顔をしたところで、誰も喜ばない。
笑って笑って。
ステージで歌うことは何より楽しいのは、私自身。
ボルテージが最高潮に達しだす頃、再び出番が訪れる。
『Ain't No Mountain High Enough』
映画『天使にラブソングを 2』の中に出てくるこの曲の中で、一番高い声で歌うのが私の役目。
ややもすると、歌いだしから音程が外れるリスクのある難しい部分だ。
ちゃんと歌えるだろうか。
... 続きを読む
列をなしていた観客が受付を終え、続々と自分たちの席を確保しだす。
その中には、私が呼んだ前の職場の先輩2人と友人たちも含まれている。
観客といってもメンバーの友人知人や家族がほとんどだが、毎年立ち見客が出るほど盛り上がる。
席が埋まりだした頃、私はステージに上がる。
高さ10数cmほどの、晴れ舞台。

今年のライブは、プライマル・スクリームの『Movin' On Up』のカバーからはじまった。
ソロを歌うのは、同じソプラノの愛らしい女の子。
私たちのクワイヤーは、こういった大胆なアレンジを施したレパートリーが多い。
数人で1本のスタンドマイクを使い、サビからコーラスに参加。
歌いづらいメロディーはなかなか覚えられなかったが、すんなり歌えている。
歌いながら、頭の中ではもう一方の心配をしている。
5曲目を歌い終えたあと、私のMCがあるのだ。
2、3分の間に次にソロをとるメンバーを紹介しなければならない。
本来、紹介されるメンバーがMCをやるところを、プロデューサーによって勝手にMCに組み込まれてしまっている。
(あれとこれを言ってからとメンバー紹介に入るんだっけ・・・)
歌に集中しきれないまま、その時を迎えた。

なんとか、うまくいった―。

次の曲とメンバーの紹介もできたし、考えていたフレイズも言えた。
ソロをとったメンバーの女の子からは
「出にくーっ」
と叫ばれたものの、笑いも取れたしヨシとしよう。
いよいよ、ライブも後半戦に突入する。
あと20分で開場だとわかったのは、リハーサルを終えた頃だった。
メンバーは思い思いにくつろいで、本番直前を過ごしている。
その場にいる他のメンバーと話しながら私は内心、心配していた。
去年や一昨年とは違う類の不安。

今年は演目が多い。
アンコール用の曲も含めて、全部で16曲。
全部の歌をそらで歌えといわれても、歌詞がいまいち思い出せない歌もある。
(あの曲のコーラスが危ういんだっけ・・・)
ライブ1ヶ月前にレパートリーに入ったその曲は、私以外の誰もが不安要素としてあげている曲だ。
会場入りする前にカラオケで練習する時間さえ取れなかったのに、会場入り後の空き時間に練習する気配すらない。
のんびりとランチを取って会場に入ってからは、私自身も化粧直しに夢中だった。
ああどうしよう。
そろそろ観客がやってくる。
その中には、私が呼んだヒトもいる。
前の会社の先輩2人と、友達3人。
彼らはちゃんとここにたどり着くことができるのだろうか。
2つの不安が頂点に達した頃、開場時刻を迎えた。 
私にとって5回目のライブが終わった。
いまは、1つのことをやり遂げた達成感で満たされている。
声だしを済ませてから会場に入り、PAに時間を取られてあっという間に開場になってしまった。
練習の延長の感覚、とでも言うべきだろうか。

ライブに出演者の当日の過ごし方というのは、案外ゆったりしているものだ。
今年のタイムスケジュールでは

12:15 都内某駅前に集合
12:30~13:30 カラオケ店内にて発声と声出し練習
14:00 会場到着。バンドはチューニングや練習をし、クワイヤーは一旦解散し各自昼食15:00 会場入り。バンドが練習中の間、クワイヤーは身支度
16:00過ぎ~18:00 PAも兼ねた最終練習
18:30 開場
19:00 ライブスタート
21:00過ぎ 終了

 
という調子で、待ち時間が多い。
このライブについては詳しく書いていきたいので、シリーズで書いていくことにする。
2005.12.03 ライブ前日
ゴスペルクワイヤーのライブ本番を明日に控えた今日、衣装や持ち物の準備をしたり、マニキュアを塗ったりしながら過ごした。
歌う曲を聴きながら自主練習しようと思っていたが、友人からの電話やメールが相次ぎ、やっていないままこの時間まで来ている。
風邪で傷めたノドをいたわるという部分もあるのだけど。

今週はずっと、風邪に悩まされてきた。
原因は、オフィスの空調。
エアコンの当たらない場所で仕事して以来、鼻水が止まらない。
今は風邪薬で抑えているが、まだ鼻水は出る。
鼻をやられると、ノドも荒れる。
ただでも高い声を出す曲が多い今年は、練習の段階でノドがガラガラになってしまう。
歌い手は、人間そのものが楽器。
リペアは欠かせない。
とくにこの1週間は、風邪と戦いつつもスペシャルリペアを行った。
うがいをいつもよりていねいにしたり、毎晩ハーブティーにハチミツを入れて飲む。
キムチなどの刺激物はもちろん、お酒も飲まない。
夜はマスクとネックウォーマー
(厳密にいえば、ヘアターバンを首に巻いている)
をつけて寝る。
その結果、どうにか持ちこたえられそうな状態にまでは戻ってきた。

日付も変わった。
今日の19時、いよいよ本番を迎える―。
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